読書するにはシチュエーションが大事ですよね。
読んでいる間に少しつまむ食べ物やりラックスする飲み物なども重要です。
誰にも邪魔されない空間である家でリラックスして読みたい人もいれば、気分転換にカフェでおしゃれなBGMを聞きコーヒーを飲みながら読みたい人もいます。
それぞれお気に入りの読書するシチュエーションがあると思います。
また、シチュエーションはそこまで気にせず読書を楽しみたいだけという人もいるかと思います。
私の大学時代の友人ですが、文学部ということもあり本好きな人が多くて中には“活字中毒”という人もいました。
文庫本・ハードカバーの本・雑誌など本の種類は厭わないのですが、何かしら本をバッグに入れていないと落ち着かないという読書好き末期な人でした。
その友人は後者の方で、所かまわず暇さえあれば読書をする人でした。電車・講義の間、ランチタイムのすき間時間など・・・。
そんないろいろな読書スタイルがある中で、居酒屋で読書したことがある人は少ないのではないでしょうか。
普段は家で読書しているけどたまには違うシチュエーションで読書したい方や、お酒を飲みながら読書したい方にはおすすめできる場所だと思います。
居酒屋といってもいろいろなお店があって、一般的には和風なお店のことを指しますが、日本の地方・風土によって雰囲気も違います。
例えば、沖縄料理を提供している居酒屋などですね。
エスニックな居酒屋や洋風なバーでも雰囲気だけではなく提供される食べ物・お酒の違いを楽しめます。
「だけど、居酒屋で読書していいの?」
「居酒屋で読書してみたいけれど、マナー違反なことってあるの?」
本来読書を目的としたお店ではないので不安になりますよね。
そんな不安を思う方、読書してみたい!と興味をもってもらった方に、迷惑な客にならないための3つの方法をお教えします。
実際、店内で読書をすることを禁じているお店はほとんどないですが、
「あまり良い客ではないな…」
と思われる場合があります。
なので、お店の雰囲気を損なわない、他客に迷惑をかけない配慮が必要です。
読書できる居酒屋を見極める
“居酒屋”と言われて思いつくのは…
- 大勢でわいわい飲んだり食べたりするような大衆的なお店
- 個室があり少人数でまったり過ごせるようなお店
- カウンター越しに店員と対面するようなお店
など、たくさんあります。
チェーン展開しているような大衆食堂は格式もなくいろいろな客層がいるので読書しやすい店だと思います。
ただし、にぎやかな他客がいたとしたら、しずかに本を読んでいる人がいると気になってしまうかもしれませんね。
お店の端や壁際の目立たない席を選んだ方が無難です。
また、混んでいる日や時間帯だと席の空き待ちのお客さんがいて、お店側が気にするかもしれません。
混み具合に気を付けたいです。
個室がある居酒屋は、人目が気にならないのが利点です。
大衆的な個室ありの居酒屋だとより良いですね。
カウンターがある居酒屋はやや格式がある高級な店や、老舗で常連が来るような店であると読書しにくいです。
そもそもカウンター席は店員と対面して会話を楽しんだり、お酒のボトルを眺めて飲むのを楽しんだりする人が好む場合があります。
なので、読書をする場所として使うのは控えたほうが良いでしょう。
より読書をしやすい、迷惑な客にならない店を求めるのであれば、読書を勧める居酒屋や一人飲みが多い居酒屋に行くことをおすすめします。
数は少ないですが、本棚を設置して本を置いているお店や、お酒を飲みながら読書をできる場所としてアピールしているお店があります。
また、一人飲みの居酒屋であると、そもそも一人で来店する人ばかりなので読書をして目立つこともないです。読書をしている人もちらほらいると思います。
読書するのに適した本の形態を選ぶ
読書するといっても、本にはいろいろ種類があります。
文庫本、ハードカバー本、漫画本、雑誌、新聞(厳密には本でないですが)などのアナログなものだけでなく、スマホやタブレットで読める電子書籍もあります。
※雑誌や新聞などはお店の場所によっては雰囲気を損なう恐れがあるので、店側からあまり良い印象を持たれない可能性があります。
文庫本が手に収まる小ささで目立たないので一番適しています。
電子書籍は、今や一般的なのでいくつもアプリが存在していて、電子書籍化している本も多いです。
電子書籍でのメリットは、スマホで読めること!
どんな本でもスマホの画面で読めるのでお店で目立つこともないですし、お店の雰囲気を壊すことはないです。
実際読書以外でスマホを眺めている人は多いですからね。
薄暗い店内であっても読みやすいですし、何を読んでいるか他者からわからないので、読む本の自由度は高いです。
ただ、デメリットも少なからずあります。
店内が暗くても読みやすいのは良いですが、その画面の光が強すぎて他客を照らしてしまったりするかもしれません。
少し画面の照度を落したり、色を反転させて明るい色が画面に出ないようにしたりする工夫が必要です。
また、人によっては…ですが、スマホで読む画面が小さいので読みにくいという人もいると思います。
拡大したりスライドさせたりする回数が多くなるのも手間になるかもしれません。
メリット・デメリットを考えると、アナログ本よりデジタル本の方が選ぶ人が多いかもしれません。
ただ、アナログ好きという人も中にはいると思います。
スマホでスケジュール管理より手帳に書きたい人、いますよね。
私もその一人です。
ノートに手書きが大好きな人間です。
居酒屋で読書することの目的はシチュエーションを楽しむこともひとつにあります。
なので、アナログが好きな人はアナログの本を選ぶべきだと思います。
適度に注文をする
居酒屋はカフェとは違い、コーヒーの一杯で時間と空間を提供してもらうというわけにはいかないお店が多いと思います。
厳密にはお酒をたった一杯しか頼まないことは暗黙的にはNGな行為で店側からは良く思われない、ということです。
お通しで何種かつまむ料理を出してくれるお店もありますよね。
なので、料理・飲み物を何種か注文する、長時間いるのであれば時折注文するなど、お店側にもメリットがある客であることを示す必要があります。
中にはお酒が弱くたくさん飲めない方もいると思います。
ソフトドリンクでも良いので注文してみてはどうでしょうか。
食べ物を多めに注文するでも良いですね。
まとめ
居酒屋で読書をするときに迷惑な客にならないための3つの方法
- 読書できる居酒屋を見極める
- 読書するのに適した本の形態を選ぶ
- 適度の注文をする
おさえるポイントはそんなに難しくないので、すぐ実践できるのではないでしょうか。
「居酒屋読書ビキナーなので緊張する…」
そんな風に思う人もいると思います。
そんな人は、アルコールを提供しているカフェから始めてはいかがでしょうか。
普段のカフェから一つハードルを上げるだけなので、一歩踏み出せそうですね。
馴染みの居酒屋がある人は、気心知れているので安心かと思います。
居酒屋で読書することはできるけれどやっている人は少数派だと思います。
だけれども夜にお酒を飲みながらいつもとは違う雰囲気で読むって、考えるだけでなんだかワクワクしませんか?
いざ、やってみるとハマってしまうかもしれませんよ。
みなさんの読書ライフを一層鮮やかにできたらよいです。