「本を読んでいると、なぜかついウトウトと眠くなってしまう・・・」
「読書中に眠くなってしまう・・・。もしかしたら、何かの病気なのかな?」
そんな不安を感じた経験、一度や二度はないでしょうか?
自分も難しい本を読んでいる時なんかは、特に眠気が強くなったりします( 。- -。)zzZZ
この記事では、そんな本を読むと眠くなる原因や対策についてご紹介します!
本を読むと眠くなる原因は?
本を読むと眠くなる原因は様々ですが、いくつかご紹介していきますね!
原因① 姿勢が悪いため
本を読んでいる際に頭が前方に傾いていると血の巡りが悪くなり、眠くなってきてしまいます。
これは姿勢が悪い状態になっているために呼吸が十分にできず、脳に送られる酸素が不足している状態になり眠気を生じるようになるからです。
あくびが出ているときは体内の酸素が不足している可能性があります。
原因② 脳が苦痛を感じているため
単調な作業をしていると脳は次第に苦痛を感じるようになります。
この苦痛を感じているようなときに脳内で分泌される物質が「βエンドルフィン」です。
βエンドルフィンには苦痛を取り除く作用があり、とりわけ
脳が苦痛を感じているときに苦痛の緩和のためにβエンドルフィンが分泌
されます。このβエンドルフィンは、
鎮静や緊張の緩和の効果があるため眠気
につながることがあります。
原因③ アデノシンが分泌されているから
人間は、本を読むなど脳が活動的になるようなことをすると「アデノシン」という物質が脳内に増えていきます。(睡眠をとるとアデノシンは減ります。)このアデノシンは、脳を興奮させる物質「グルタミン酸」の活動を抑えることで眠気を感じさせるようにできています。
このアデノシンが蓄積されていくと、だんだんと眠気を感じるようになります。
また、この「アデノシン」には脳のシナプスの伝達を阻害する作用があるため脳の活動抑制にもつながります。
本を読むと眠くなってしまう!対策は?
「本を読んでいると眠くなってしまう・・・何か対策はないのかな?」
そんな方のために対策をいくつかご紹介してきますね!
対策① 仮眠をとって睡眠不足を解消する。
仮眠は眠気対策に極めて有効です。
15分から20分間の仮眠をとるだけでも眠気の解消に大いに役立ちます。
「15分から20分間の仮眠」
をとるコツとしては、あらかじめきちんとタイマーをセットしておくことが大切になってきます。
また、あまり知られてはいない方法ではありますが
15分から20分間の仮眠の前にコーヒーなどのカフェインを摂取
しておくといいです。
時間の経過とともにカフェインの効果が表れてくるため、仮眠から目覚めやすくなります。
これで、
「短時間の仮眠のつもりが長時間眠ってしまった!」
だなんてことも無くなります。
対策② カフェインを摂取して目覚めさせる。
眠気を感じた時にカフェインを摂取するという方法は、あくまでも個人差はありますがポピュラーな方法の一つと言えるでしょう。
事実、カフェインの摂取は集中力の維持や増進に役立ちます。
そのため、本を読むということへのモチベーションや集中力を増進させてくれることも期待できそうです。
対策③ 声に出して本を読み、眠気を防止する。
私たちは常に音読できるという環境にいるわけではありません。
ですが、
音読は眠気の防止にも一役買ってくれます。
これは音読が、普段の私たちが行っている黙読とは違って口や耳も使うため、黙読と比べてより集中力が求められます。メリハリが生じて、眠気防止に一役買ってくれるからです。
つまり、音読をすることで眼だけではなく口や耳も使うため集中力をより維持しやすくなるというメリットがあるのです。
これによって、読書の単調さに終止符を打つことができます。
対策④ 本を読んでいるときの姿勢を改善して眠気を予防する。
本を読んでいるときの姿勢が悪く、猫背になっていたりすると肩や首周りの筋肉への負担が大きくなります。
それが原因で眠気を生じさせている可能性もあります。
本を読んでいるときの自分の姿勢を一度見直して改善してみることは、眠気予防に役立つだけではありません。
肩こりや頭痛、日常生活で感じる疲労感といった、本を読んでいるとき以外の身体の状態の改善にも役立ちます。
本を読んでいるときの姿勢を改善させることによって、集中力の改善につながるだけではなく、肩こりや頭痛、日常生活で感じる疲労感といった身体の状態の改善にもつながるだなんて、「一石二鳥」とはまさにこのことですね!
なぜ本を読むと眠くなるの?もしかして病気だったりする?対策は?まとめ
- 姿勢が悪いと血の巡りが悪くなり、眠くなってしまう。
- 単調な作業をしていると脳は苦痛を取り除いて眠気につながる「βエンドルフィン」を分泌する。
- 脳が活動的なことをすると「アデノシン」が分泌され、脳を興奮させる「グルタミン酸」を抑える。
これによりシナプス伝達を阻害してしまい、眠気を生じさせる。 - 15分から20分間の仮眠をとるだけでも眠気解消に役立つ。
あらかじめ仮眠前にカフェインを摂取しておくといい。 - カフェインの摂取は集中力の維持や増進に役立つ。
- 音読によって読書の単調さに終止符を打つことができる。
本を読んでいると眠くなってしまうからといって、病気とは限りません。
ですので、むやみやたらに心配するのはやめましょう。
普段の日常のちょっとしたコツを活かすだけで、「本を読むと眠くなってしまう」という悩みは解決できますし、より一層読書も楽しめるようにもなるでしょう。
ちなみに、自分の読書中の眠気対策としては「退屈で眠くなってしまうような本」を読むのではなく、
「ワクワクするような本」
を読むことに気を配っています。
ぜひ、この記事を参考にワクワクする有意義な読書をしてみてくださいね!