現在、日本の小学校や中学校で広く行われている「朝読書」
かなり個人的な話になりますが実は、筆者も小学校時代に朝読書の時間がありました!
筆者自身、今は読書が好きなほうですが、当時は読書がそれほど好きではありませんでした。
そのため
「退屈だな~」
と思いながら朝読書の時間を過ごしていた記憶があります!
同じ様に、もしかしたら
「自分も朝読書の時間が退屈だった!」
だなんて人も多いかもしれません。
「朝読書のような、退屈な時間を自分の子供もこれから経験することになるかも・・・」
ふとそんな思いが頭をよぎった暁には、
「ため息が出そうになる!」
だなんて方も、中にはいらっしゃるかもしれません。
そもそも『朝読書』とは、何なのでしょうか?
『朝読書』とは読書習慣の形成を目的として、学校で朝の時間帯に本を読む時間を設けるという活動の事です。
『朝の読書運動』の略称の事で、『あさどく』とも呼ばれています。
1980年代から日本全国の小学校や中学校で広く行われるようになり、現在7割以上の小中学校で実施されています。
文部科学省は、こういった学校での読書活動を推奨しており、『読書活動』は『感性』と『表現力』と『創造力』の向上に繋がる、『欠くことができないもの』としています。
今回は、そんな朝読書が
「嫌いだった!」
という方のために、 朝読書のメリットや朝読書の時間中に音楽が流れる理由について
ご紹介いたします!
そもそも、朝読書ってどんなメリットがあるの?
文部科学省が取り組みを続けている、この「朝読書」にはどんなメリットがあるのでしょうか?
以下が、そのメリットになります!
朝読書のメリット①「緊張をほぐす事ができる」
本を読む事によって人は、緊張をほぐす事ができるようになります。
読書をして、朝の早い時間帯に緊張をほぐす事で残りの一日の時間を、自分の気持ちに余裕をもった状態で過ごす事ができるようになります。
また児童たちが、一斉に読書を行い集中力に磨きをかけ、自身の緊張をほぐしてから学校の授業に取り組む、という良いルーティンの形成にも繋がります。
朝読書のメリット②「気持ちの切り替えができる」
朝読書は一般的に、10分から15分の間で行われています。
そのため児童は、時間になったら本を読む事を止めて授業を受ける態勢に切り替える、という事を求められます。
こういったルーティンの繰り返しによって子供たちは、自分の気持ちを上手く切り替えられるようになっていきます。
なぜ朝読書の時間中に音楽が流れるのか?読書中に音楽をかける2つのメリットとは?
『朝読書』を学校で経験した事のある人なら分かるかと思いますが、朝読書の時間中に音楽がかけられる事もあります。
実際、『朝読書』の時に音楽をかける事にはどんなメリットがあるのでしょうか?
以下が、そのメリットになります!
音楽をかける事のメリット①「集中力が上がるから」
音楽をかける事によって、私たちの脳は集中した状態を作る事ができるようになります。
これは科学的にも証明されている事で実際、とある研究者によるとバッハなどのバロック時代の音楽家が作曲した音楽は、脳が「α(アルファ)波」を発生させるため、集中した状態を作り上げるのに適しているそうです。
「α(アルファ)波」とは、私たちの脳の波形の種類の事で、脳がリラックスしている状態の波形を指し、私たちの集中力を向上させてくれる働きがあります。
また、集中力が上がる事によって記憶力も増進し、より本の内容を記憶しやすくなるというメリットもあります。
音楽をかける事のメリット②「脳をリラックスさせる事ができるから」
音楽をかけることによって、私たちの脳はとてもリラックスした状態になります。
事実、音楽は先にご紹介した「α(アルファ)波」のみならず、脳がまどろんだ状態に現れる「θ(シータ)波」をも発生させるため、リラックス効果があります。
「α(アルファ)波」と「θ(シータ)波」の効果で、脳がリラックスする事によって集中力がアップし、先述の通り記憶力の増進にも繋がります。
まさに、一石二鳥と言えますね!
まとめ
- 朝読書のメリット「緊張をほぐす事ができる」
- 朝読書のメリット「気持ちの切り替えができる」
- 音楽をかける事のメリット「集中力が上がるから」
- 音楽をかける事のメリット「脳をリラックスさせる事ができるから」
「朝読書の時間には、そういった意味があったんだ!」
もしかしたら、そんな感動を覚える方もいらっしゃるかもしれません。
筆者も、朝読書の効用を理解していき、だんだんと朝読書に対する印象がガラリと大きく変わった内の一人です!
朝、読書して
「やってみたい!」
と感じた事を、その日の内にアクションに繋げられる事も、この「朝読書」の利点です。
ぜひとも、この朝読書で人生を大きく好転させてみてくださいね♪