「切ない」という言葉のイメージには寂しさ、悲しさなど暗い感情が一番にきて
「切ない小説」で検索するとほぼ恋愛小説でした。
個人的には切なくなると落ち着いた曲を聴いて思いにふけるロマンチックを想像します。
結構好きな言葉なのかもしれません。
そんなエピソードがありました!
では、
「恋愛以外ではどのような作品で切なさが表現されているのか」
個人的に気になってみたので探ってみました!
私が思う物語に共感してくれますか?
悪くない!オセンチが好きだった中学時代
と、その前に私が中学生時代に流行っていた「東京ラブストーリー」
このドラマの影響で中学生時代には経験できない「切ない」を勉強もせずに鏡の前で一人演じて想像していた頃がありました。
当時は「切ない」事がキラキラに想像できて格好良かった事を覚えています。
そして中学生だった私は更に大人への憧れも膨らんできて背伸びをしたものです。
「切ない小説」から見えてきたもの
調べていくと愛読家が選んだ作品のほとんどの「切ない小説」が映画化されていました。
そしてほとんどが恋愛小説で切ない=恋愛・感動という内容になっていました。
そして編集部のおすすめ作品の紹介もありましたがほとんどが映画化されていないことが驚きでした。
そこにどんな差があるのかと気になり見ていると編集部の選んだ小説は恋愛というより家族愛や夫婦愛、友情をテーマとした作品が多かったです。
しかしそこにも最後には感動がありました。
個人的に家族愛、動物愛、友情等に興味がありますが、恋愛小説が映画化になるということはみんなが恋愛や感動を欲しているのだと感じました。
「切なさ」そのままの物語とは?
切なさで終わってしまうのは「あるべきところにない」と言う解釈になり、それは物語のゴール地点が見えなくなる事や、見えているのにたどり着けず話が終わってしまう事です。
一言でいうとアンハッピーエンドということになります。
例えば伝えたい相手がいなくなる、自分の気持ちの変化があったなど伝えたくても伝えられず物語が終了してしまう不完全燃焼で読者は「切なさ」「虚しさ」のまま終了してしまうケースもあります。
私なら「なんで言わなかったの?」などとモヤモヤして終わる物語はもう小説を開きたくないです。
一番に思いつく切ない小説
切ない小説・恋愛以外と聞いて一番に思い浮かぶ話は戦時中の小説です。
小学生の頃から興味があり、図書室で戦時中の本を借りて読んでばかりいました。
先日も車で数十分の場所にある「予科練平和記念館」へ行き、笑顔の訓練生の写真を見るととても切なく思ながら帰路につきました。
現代では簡単に帰れる道も当時は空襲などに脅かされていたのだと考えると切なくなりました。
あれ?そういえば先ほど調べた愛読家や編集者のおすすめランキングに戦時中の話を題材にした本がなかった事に気づきました。
戦時中の物語は恋愛や家族愛が身に染みるくらい感じるのになぜなのか…。
ほぼノンフィクションで描かれている戦時中の小説はゴールに別れが来ることが多い。
映画化されている小説もたくさんあるが、ここはあるべきところにないという切なさで終わる作品が多いと考えました。
対義語は、「楽しい」や「嬉しい」と明るいイメージがある
ここで「切ない」という言葉の対義語を調べると「楽しい」や「嬉しい」といったポジティブな感情になり「切ない」がネガティブなイメージになっていました。
しかし「切ない」とはネガティブなイメージではなく小説内でも他人の切なさを通じて感動を求めているのだと知りました。
私は寝る時も「切ない曲」などと検索をしてバラードを聞きながら眠りに着くことがあります。
切ない小説と同様に曲にも感動する気持ちから癒されている感覚になっていました。
今も切ない曲を聴きながら作業をしています…
結果私は中学時代と変わらずオセンチ健在です。
まとめ
- 苦しい事や寂しさなどで胸が締め付けられる思いで辛いことを「切ない」という言葉で表現される。
- 中学生時代の「切ない」はキラキラに輝いていて見えて格好良かった。
- 恋愛も恋愛以外も切ない小説の終盤は「感動」に導かれ、結果的に癒された内容の作品となるものが多かった。
- 戦時中の物語の切なさが多く、ハッピーエンドがほぼ無い。
- 切なさで終わってしまうのは「あるべきところにない」と言うことで、物語のゴール地点が見えているのにたどり着けず話が終わってしまう事。
- 「切ない」の対義語を調べると「楽しい」や「嬉しい」という明るいイメージがある。
対義語を調べただけだと「切ない」というワードはネガティブなイメージに分類されてしまい、私自身も同じ考えを持っていました。
私が思う戦時中の小説は切ないままの物語が多く、暗い気持ちで1冊が終わってしまうケースが多いがノンフィクションであることで考えさせられる事は何かしらメリットが生まれると思いました。
切ない小説を読む読者は登場人物を第三者的目線や、自分に置き換えたりして小説の物語の切なさを通じて感動と癒しを求めているのだと感じました。
なので「切ない小説」とは心を感動に向けて準備している内容でもいいのではないのかと思いました!