せっかく読書をしているのなら、集中して読みたいし、小説であれば物語の世界にどっぷり浸りたいですよね。
でも、
「気が付いたら別のことを考えていた」
という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
実は私もその一人です。
「何でこんなに別のことを考えてしまうんだろう。」
と悩んだこともありました。
でも、安心してください。
「読書をしながら別のことを考えてしまう…」
それはもしかしたら才能かもしれません!
今回は、
・本の内容から発展して別のことを考えてしまう人の隠された才能
・本の内容とは無関係なことを考えてしまう人の解決策
について書いていきます。
読書中に別のことを考えてしまうのはなぜ?
あなたは、読書中にどれくらいの頻度で別のことを考えてしまっていますか?
人によっても程度はバラバラですし、また、状況によっても変わってきます。
私たちの悩みの種でもある「雑念」。
読書を邪魔する雑念は大きく分けて2種類あると言われています。
①本の内容から発展する雑念
例えば、ある小説の舞台が京都だったとします。
それをきっかけに、
「京都は高校の修学旅行以来、行けていないな。そういえば当時の担任の先生は元気かな?同じ班だった○○さんは…?ちょっと連絡してみようかな。」
などと、話がどんどん飛躍していくパターンがあります。
そして気付いたら小説の内容よりも懐かしい高校時代の思い出に耽ってしまうんですよね。
私もたまにあります。
このパターンの人は「リーキーアテンション」を起こしているかもしれません。
②本の内容とは無関係な雑念
これは①とは違い、
「そういえばあの仕事、どうなっていたかな?」
など、本の内容とは全く関係ないことを考えてしまうパターンです。
何か悩み事があったり、気がかりなことがあったりするとそのことを考えてしまい、読書に集中できなくなってしまいます。
私はこのパターンも経験したことがありますが、不安なことがあるとそのことばかり考えてしまうのは、読書中に限ったことではないですよね。
本の内容から発展して別のことを考えてしまう人は
「リーキーアテンション」を起こしている?!
本の内容から発展して別のことを考えてしまう人は、こんな体験もありませんか?
・会議中、他の人の発言が気になり、会議を聞きながら頭の中ではずっとその発言について考えている
・映画やドラマを見ている時に、頭の中では別のことを考え始めてしまう。
このような人は
「リーキーアテンション」
という才能を持っているかもしれません。
少し格好良さそうな響きの言葉ですが、どのような才能なのでしょうか?
リーキーアテンションとは、
集中力の切り替えがうまくできず、意識の一部が別のことに分散してしまう
状態のことを言います。
このことをポジティブな方向に考えてみましょう。
・人が気付かないことに気付くことができる
・今までになかった新しいアイディアを思いつく
・たくさんのことに興味を持つことができる
と言えるのではないでしょうか?
ちなみに、リーキーアテンションを起こしやすい人は起業の才能があるともいわれています。
「集中力が続かない」って必ずしも悪いことだけではなく、むしろ素敵な才能だったんですね。
なんだか自分自身に新たな可能性を感じますね。
私も少し自分に自信を持つことができた気がします。
本の内容とは無関係なことを考えてしまう人はどうしたらいいの?!
本の内容と全く別なことを考えてしまう人は、以下の解決法を試してみてください。
①読書に集中できる環境を作る
・スマートフォンを目につかないところに置く
・リラックスした姿勢で読む
・好きな音楽を流す
まずは自分が落ち着いて読書できる空間を作りましょう。自然と集中して読めるようになるかもしれません。
②時間を決める
大人の集中力は50分程度が限界と言われています。
しかも、継続して集中できるのはそのうち15分程度。とても短いですよね。
なので、いきなり「今から2時間読もう!」というのはNG。
まずは15〜30分位集中して読むことをオススメします。
朝や、寝る前など、落ち着いて読めるタイミングで時間を取ってみましょう。
短い時間で読む方が読書スピードも上がります。また、集中して読むことができれば内容も頭に入りやすくなるはずです。
③気分転換に図書館やカフェへ行ってみる
休日はお出かけをして、お気に入りのカフェや図書館へ行ってみるのもオススメです。
私もよくカフェで読書をしますが、コーヒーを片手にリラックスしながら読書をしているとついつい長居してしまいます。
いつも家にいるとだらけてしまったり他のことに気を取られてしまったりするので、時には場所を変えて見るのも良いですよ。
季節によっては公園や海辺での読書も楽しいですね。
私はよく海を眺めながら読書をしています。
とても心が落ち着くんですよね。
まとめ
今回は読書をしていて別のことを考えてしまう状態について考えてみました。
本の内容から発展して別のことを考えてしまう人は「リーキーアテンション」かもしれません。
リーキーアテンションの傾向にある人は、起業の才能があると言われています。
本の内容と全く違うことを考えてしまう人は、次の3つを試してみてください。
①読書に集中できる環境を作る
②時間を決める
③気分転換に図書館やカフェへ行ってみる
せっかくなので、集中して読書をしたいと思いますよね。
でも、「必ずしも集中しなければならない」と考えすぎずに「新たな才能かも!」と前向きに捉えてみると、少し自分に自信が持ててポジティブな気持ちになれそうですよね。
ぜひ、前向きな気持ちでお気に入りの一冊を手に取ってみてください。