私は文学部出身ですが、学生時代はレポート課題のためにたくさん本を読んでいたものの、卒業してからは全くと言っていいほど本を読まなくなりました。
本が好きって知的でいいなとは思うけれど、本を読むには時間もエネルギーも必要だし、本好きの人って何であんなに本を読めるのだろう?
このような疑問を抱えている人はいませんか?
私もそんな一人です。
いざ、本を開いてみても数ページ読んだだけで眠気が。
そんな私が最近、読書にハマるきっかけとなったのがお風呂読書です。
「読書習慣がない」
「読書ってハードルが高い」
このような人たちもこの記事を読めば、ちょっとした読書習慣が身につき、本をより身近に感じられるかもしれません。
この記事では、お風呂で本を読むメリット・デメリットから、その方法、おすすめのお風呂読書グッズまでを紹介します。
お風呂読書のメリット・デメリット
お風呂場で読書することについて、メリット・デメリットがそれぞれあるかと思います。
ここでは、一般的な意見をアルアルを交えて紹介します。
メリット
・集中できる
読書を始めたものの、
「今どんな番組やっているかな?」
「お菓子を一つ、もう一つ」
と、ついつい他のことに気が行って読書がそっちのけに、なんてことありませんか?
お風呂場って、他に何も刺激になるようなものがないからこそ、そこに本を持ち込むことで本に集中できちゃうものです。
お風呂に浸かって、手持ち無沙汰というときにおすすめします。
・時間を節約できる
本を読む時間があれば、持ち帰りの仕事や勉強を片付けたり、誰もやってくれない家事と戦ったりしたいですよね。
仕事や家事などに追われて、ゆっくり落ち着いて本を読む時間がないという場合でも、お風呂場で温まりながらならできるという人もいるのではないでしょうか。
・美容効果が期待できる
ダイエットをしたいけれど、そんな面倒なことをしている暇なんてないという人に、お風呂読書はおすすめです。
お風呂に浸かって本を読んでいると、時間があっという間に過ぎていきます。
ゆっくりお湯で温まることによって、血行が促進され、むくみの予防や発汗によるデトックス効果が期待できます。
デメリット
・本が濡れる
本を水没させなかったとしても、濡れた手でページをめくることによって本が濡れてしまったり、湯気で本が湿気を含んで波打つようにボコボコになってしまいます。
→対策①防水ブックカバー
ネットショップを見てみると、お風呂で本を読むことを目的とした防水ブックカバーが売られていました。
また、ジップ袋と消しゴムで手作りブックカバーを作る方法もあります。
大きめのジップ袋の中に本と消しゴムを入れて、消しゴムを紙に押し当ててスライドさせ、ページをめくるという方法です。
私も実際にやってみましたが、ページをめくるのに苦戦しました。
また、売られているジップ袋の大きさに限りがあるので、文庫本など小さめの本に限られてしまうのも弱点です。
どうすればより快適に?お風呂読書の方法
「お風呂読書、やってみたい!でも、すぐに飽きてしまいそう」
そんなあなたのために、より快適にお風呂読書を楽しめる方法やグッズを紹介します。
①バスタブトレーを使う
スタブトレーとは、バスタブに架けて使い、その上に本はもちろん、飲み物やスマホなどを置ける優れものです。
バスタブトレーを使えば、本を落としてしまうリスクもぐっと減りますね。
ネットショップでもアルミ製や竹製などいろいろな素材のものが売られています。
でも、続くかわからないのにバスタブトレーを買うのはもったいない!
そんなときは、お風呂の蓋を半分だけ閉じて、その上に本や飲み物などを置くのもありです。
②アロマを使う
好みのアロマを使うことによって、より気分が上がり読書が進みます。
香りは人間の嗅覚を通して神経系に作用し、副交感神経を刺激すると、リラックスやストレス緩和の効果が、交感神経を刺激すると、集中力アップややる気アップの効果が得られます。
リラックス効果を狙うなら、ラベンダー、ヒノキなどの香り、集中力アップを狙うなら、ペパーミント、ローズマリー、レモンなどの香りがおすすめです。
わざわざアロマを用意しなくても、これらの香りの入浴剤やシャンプーを使うのもgoodです。
ちなみに私は、上記のどの香りでもなく、ウッディムスクのフレグランスシャンプーを使って、その残り香とともに読書を楽しんでいます。
③BGMを流す
かしこまって読書をするのもなんだかという人や、逆に集中したいけれど、静かな環境では集中できないという人におすすめです。
「歌詞が気になって」という人にはクラッシックやオルゴールの音楽が良いかもしれません。
また、α波が出るという音楽を聴くとリラックス効果や集中アップの効果が期待できます。
α波が出る音楽は、スマホなどで検索するとたくさん出てきます。
ちなみに私は、がっつり歌詞が入っている某女性アイドルグループの曲を流しながら読書していますが、ゆるく読書を楽しめています。
好みに合わせてお気に入りの音楽をお供に、ぜひ読書を楽しんでみてください。
まとめ
この記事では、好んで読書をするタイプではない私が、ゆるく楽しく効率的に読書を楽しめる方法、いわゆるお風呂読書について紹介してみました。
お風呂読書のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- 集中できる
- 時間を節約できる
- 美容効果が期待できる
デメリット
- 本が濡れる
→対策①防水ブックカバー
→対策②電子書籍 - のぼせる
→対策①お湯の温度は低めに
→対策②タイマーを使う
そして、お風呂読書をより快適にする方法は、以下の通りです。
- バスタブトレーを使う
- アロマを使う
- BGMを流す
いろいろ紹介しましたが、お風呂読書を楽しむコツは、自分が興味のある内容の本を選び、自分がより快適に過ごせる環境にお風呂場をカスタマイズすることです。
どんな本を選んでもいいし、自分が好きなものとともに読書をしても良いのです。
かく言う私も、ノリノリの音楽を流し、紅茶とチョコレートをいただきながら、あるときは買ったばかりのファッション雑誌を、またあるときは何度も読んだことのある夏目漱石の小説をパラパラ読みしたりして、読書を楽しんでいます。
読書に、こうしなければならないというものはないと思います。
この記事を読んだあなたの読書ライフが、少しでも華やぎますように。