漫画『BLEACH(ブリーチ)』の小説版は面白い?その3つの魅力とは?

現在全世界で、シリーズ累計が1億3000万部を超えているという、超人気漫画『BLEACH(ブリーチ)』
既に連載終了から7年ほどの歳月が経過していますが、根強い人気を誇っています。

筆者は正直一度も漫画『BLEACH(ブリーチ)』の小説版を読んだ事はないですね(⌒-⌒;スミマセン
でも、漫画『BLEACH(ブリーチ)』の小説版を知ってから読んでみたくなりました!

今回はそんな、漫画『BLEACH(ブリーチ)』の小説版をご紹介!
漫画版の『BLEACH(ブリーチ)』には無い、小説版『BLEACH(ブリーチ)』ならではの魅力をお伝えいたします!

そもそも、『BLEACH(ブリーチ)』ってどんな漫画?

漫画『BLEACH(ブリーチ)』は、漫画家・久保帯人氏によって描かれた漫画です。
2001〜2016年まで、集英社の漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』で連載されていました。

ストーリーとしては、15歳の少年・一護が、「虚(ホロウ)」なる悪霊を退治する存在「死神」となり活躍するという展開が、バトルアクションを通して描かれている漫画です。

ではこの漫画『BLEACH(ブリーチ)』の小説版とは、一体どんな小説なのでしょうか?
また、どんなレーベルから発売されているのでしょうか?

『BLEACH(ブリーチ)』の小説版とは?どんなレーベルから発売されているの?

まず念のために、

「“レーベル”ってどんな意味だっけ?」

という方のために「レーベル」の意味をご説明します。

「レーベル」とは、本来は「レコードに貼り付けされているラベル」の事を指しますが、それが転じて出版社では「ブランド」を表す言葉として使われています。

小説版『BLEACH(ブリーチ)』は、「JUMP j BOOKS」という集英社のレーベル(ブランド)から発売されています。
「JUMP j BOOKS」は、漫画原作に登場するキャラクターを主役とした「キャラクター小説」にする事を軸としているといいます。

「JUMP j BOOKS」は、漫画のノベライズには以下の3つが読者から求められているものとして想定した上でノベライズ化を意識しているといいます。

  1. 物語と物語の隙間を埋める存在。漫画原作で省略されている話の部分を想像で膨らませ「物語」にする。
  2. 漫画原作で「テンポが悪くなってしまうから」という理由でカットされた部分を想像で膨らませ「物語」にする。
  3. 漫画原作の設定が変わってしまうため描けないものを「物語」にする。

また、ノベライズの担当の小説家も原作のファンを優先して採用しているといいます。

他にも、「原作者の負担を極力少なくした上で、いかに物語を膨らませるための力になることができるか」を“哲学”としており、そのために「JUMP j BOOKS」の編集者が漫画原作を読み込む事で、原作者の確認が最小限に抑えられるようにノベライズを進めているといいます。

“哲学”の部分を読むだけでも、「出来る限り漫画原作者の負担にならないようにしたい」という編集者の気遣いがひしひしと伝わってくるような、力の入れようですね!

小説版『BLEACH(ブリーチ)』ならではの3つの魅力とは?

ここからは、そんな小説版『BLEACH(ブリーチ)』ならではの3つの魅力について、ご紹介いたします!

小説版『BLEACH(ブリーチ)』の執筆を担当されているのは、女性小説家の松原真琴(まつばらまこと)氏です。

松原真琴氏は、小説版『BLEACH(ブリーチ)』の執筆で大切にしていたポイントとして、次の3つを挙げておられます。

  1. イメージを崩さないこと。
  2. 主人公のセリフは慎重に書く。
  3. ゲーム・漫画といった文章以外からインプットする。

以下、順番にご紹介しますね!

①イメージを崩さないこと

これは松原真琴氏が、ノベライズにあたって「注意している事」として挙げている事だそうです。
事実、『BLEACH(ブリーチ)』のノベライズの際には漫画原作の該当部分を、3回読み直した程だとか(!)
こんなエピソードからも松原真琴氏の、『BLEACH(ブリーチ)』のノベライズに対する熱意がひしひしと伝わってきますね!

②主人公の台詞は慎重に書く

松原真琴氏には、主人公は成長していくものという考えが根幹にあるそうで、だからこそ、主人公の台詞は原作者でしか書けないものだと思っている、といった内容の事を述べられているそうです。
小説版『BLEACH(ブリーチ)』は、じっくり慎重に作られているのですね!

③ゲーム・漫画といった文章以外からインプットする

松原真琴氏は、フィクションの文を読んでしまうと小説の執筆の際に文体が移ってしまう、といった内容をインタビューでも述べられています。

そのため小説を書く2週間位前から、ゲームや漫画といった「文章以外のもの」からインプットするようにしているそうです。
小説版『BLEACH(ブリーチ)』を担当されている松原真琴氏らしい、素敵なエピソードですね!

まとめ

そもそも、『BLEACH(ブリーチ)』ってどんな漫画?

  1. 漫画家・久保帯人氏によって描かれた漫画。
  2. 2001〜2016年まで、集英社の漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』で連載されていた。
  3. 15歳の少年・一護が、「虚(ホロウ)」なる悪霊を退治する存在「死神」となり活躍するというバトルアクション漫画。


『BLEACH(ブリーチ)』の小説版とは?どんなレーベルから発売されているの?

  1. 「JUMP j BOOKS」という集英社のレーベル(ブランド)から発売されている。
  2. 「JUMP j BOOKS」は、漫画原作に登場するキャラクターを主役とした「キャラクター小説」にする事を軸としている。
  3. 「JUMP j BOOKS」は、漫画のノベライズに読者から求められているものとして「原作で省略されている部分を想像で膨らませ物語にする」「カットされた部分を想像で膨らませ物語にする」「設定が変わってしまうため描けないものを物語にする」事を想定してノベライズを意識している。


小説版『BLEACH(ブリーチ)』ならではの3つの魅力とは?

執筆担当の松原真琴氏は、次の3つを挙げている。

  1. イメージを崩さないこと。
  2. 主人公のセリフは慎重に書く。
  3. ゲーム・漫画といった文章以外からインプットする。

上記で紹介した以外にも、松原真琴氏は漫画原作のノベライズに当たっては「人様の作品」として捉え、慎重な扱いを心掛けているそうです。

松原真琴氏のプロとしての意識の高さを伺えますね!

 

「より質の良いノベライズを読者に提供しよう!」

 

――そんな、レーベルや松原真琴氏、そしてその関係者の皆様方の熱意が伝わってくる小説版『BLEACH(ブリーチ)』
――ここまでの熱意を込めて作られた小説版『BLEACH(ブリーチ)』

「小説版『BLEACH(ブリーチ)』は、面白いか?面白くないか?」

そう聞かれたら、

「疑う余地無く、面白い小説だ!」

と断言して差し支えないでしょう!
是非皆さんも、読まれてみてくださいね!

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