私は大人になって不思議に思うことがあります。
「子供の頃は本を読むのが苦手だったのに、いつから読書をするようになったんだろう」
ということです。
私の家では、小さい頃お母さんが毎日寝る前に絵本の読み聞かせをしてくれていました。
2歳上の兄はその読み聞かせ時間をとても楽しみにしていましたが、
私はその時間が苦痛で仕方ありませんでした。
読んでもらうことすら苦手だった私ですが、今では休みの日の過ごし方の1つに
“読書”
という選択肢が含まれています。
どんな変化があったのだと親に驚かれるほどです。
そこで考えてみました。
なぜ嫌いだったのか、なぜ今は自ら進んで読みたいと思うようになったのかです。
結論は、
「自分が読みたい本を選択できているかどうか」
だと思うのです。
どういうことかというと、
小さい頃は親が選んだものを聞かされる
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興味が沸かない
⇩
その時間が苦痛
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読み聞かせ自体好きになれない
⇩
自ら読みたいと思う本を探さない…
という負のループです。
今は、
興味のある本を選択する
⇩
先が気になってどんどん読み進められる
⇩
本を読むことが好きになる
⇩
別の本も読みたいと思う
この違いだなと思うのです。
そこでこの記事では読書が苦手な方でも
読書好きになれる本の選び方をご紹介します。
◇その1 カテゴリーを知る
まずどんなカテゴリーがあるのかを知っておく必要があります。
ここではまずカテゴリーの説明をします。(今回は本屋さんのカテゴリー分けを使用しています)
- 文芸書(例:小説・エッセイなど)
- ビジネス書、経済・経営(例:仕事に関するノウハウや経済学など)
- 実用書(例:料理・スポーツなど)
- 専門書(専門的なことが書かれている)
- 学習参考書(例:赤本など)
- 絵本・児童書(子供のための本)
- コミック・雑誌(例:漫画)
◇その2 気分でカテゴリーを選択する
例えば、私が読書をしたいと思うときは、以下のような気分の時です。
- 嫌なことがあって、別の世界に行ってしまいたいと思うとき
➥文芸書の物語を読みます。
別の世界の住民になった気分になれます。また現実世界で体験しうることなども想像できます。
エッセイを読むとミュージシャンや俳優、アイドルなど色々な人生を垣間見ている気分になれます。
- 余裕があって別のことに挑戦したい、知らない世界を見てみたいと思うとき
➥ビジネス書、経済、経営書を読みます。
世の中のからくりが少し分かり、仕事を辞めるとしたら、こんな仕事をするのも楽しいかもとなんとなく想像することも好きです。
- やったことのない趣味を始めるときに、道具を買う前に本を読んで想像してみたいとき
➥実用書を読みます。
新たな趣味を始める際、
「道具は買ったのに、結局全然使ってなくてさ…」
こんなこと、よくありませんか?
本を読んで、良いことも悪いこともある程度想像できればこの失敗はかなり減らせます。
- 時間つぶし
➥漫画を読みます。
漫画は一番手が出しやすいのではないでしょうか?
特に流行っている漫画を読み、友達との会話で使えれば、知っている人だけで盛り上がることもできます。
(番外編)
- ステップアップしたい、何か小さなことでもいいから変えたい
➥自己啓発本を読みます。
おそらく私が社会人になって本を読むきっかけとなったのが、自己啓発本です。
当時私は西村博之さんやキングコングの西野亮廣さんに興味を持っていた時期がありました。
この時は気分ではなく、完全に著者で選んでいました。
例えば、あなたが男性歌手のファンだとします。
その人が書いた本はどんな内容であったとしても「読んでみたい」と思いませんか?
著者に興味を持つということも読書を始める一つのポイントになると思います。
読書が好きな方は好きな小説家がいますが、同じようなイメージだと思ってください。
小説家のファンになれば、読書にのめり込んでいけるでしょう。
(著者から入った私ですが今は著者ではなく、気分で決めています。)
◇その3 とりあえず借りてみる
何の気分か決まったら図書館へ行きましょう。
図書館のメリットは
- お金がかからないので、挑戦しやすい
- 期限があるので、「そのうち読もう」がなくせる
という点ではないでしょうか。
私は図書館で実際に本を手に取ってみて、表紙やパラパラめくった印象で読めそうかどうかを判断します。
◇その4 借りてきた日に少なくとも5ページは読む
気分で借りてきたときは、その気分の時に読み始めないと、気分が変わってしまっては読みにくくなります。
そのため、借りてきた日に5ページ読み進めることができると、その後も読み進めやすくなります。
また、一気に読もうとするとしんどくなるので、どんなにいいところでも「今日は30分」と時間を決めて区切ることで、続きが気になり、早く読みたくなることもあります。
まとめ
- カテゴリーを知る
- 気分でカテゴリーを選択する
- とりあえず借りてみる
- 借りてきた日に少なくとも5ページは読む
まずどんなカテゴリーがあるのか知る。(最初のみ)
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次にその時の気分によってカテゴリーを選択する。
(例:最近、西野亮廣さんが気になるぞ。どんなことを伝えているのだろうか)
⇩
図書館に行ってエッセイコーナーへ行く。
(例:キングコング西野亮廣さんの”夢と金”が面白そうだ)
⇩
帰ってきて早速読んでみる。
というような流れです。
冒頭でもお伝えしたように、興味のないものはどれだけ時間があっても読もうとは思えません。
自分の興味のある本を選ぶことがポイントなのです。
色々なサイトで売れ筋ランキングが出ると思いますが、ランキングが高いものを読もうとすると、自分の気分に合っていない場合、失敗することがあります。
ランキングを参考にする場合、自分の気分を知った上で選ぶと失敗しにくくなるかもしれません。
読書は関わることのない人の
生き方・考え方・知識を知ることのできる、素晴らしい道具だと思っています。
読書を好きになる方が増え、少しでも人生の彩になっていただけると幸いです。